事故防止ケーススタディ

このケーススタディをご覧になるためには、AdobeFlashPlayerが必要です。
ご使用のブラウザにインストールされていない場合は、下記リンクボタンより入手してください。
アドビシステムズ、Adobe及びAdobeFlashPlayerのロゴマークは、アドビシステムズ社の登録商標です。

Adobe Flash Playerのダウンロード

ケース51. 荷主構内でバックする際に、後方の注意力が散漫になり逆突
  ☆事故の発生状況☆
     大型トラックを運転するAは、荷主の構内にて荷を納品した後、事務所へ寄るため駐車スペースに移動しようとした。
 駐車スペースは狭く空きが一つしかなかったため、大きく右に前進した後バックで入れようとしたが、前方から別のトラックが入庫してきたこと、更に出庫しようと動き始めたトラックもいたことから、注意力が前に集中し、更に急ごうとする焦りが生じた。
 結果、後方の注意力が散漫となり、左側に停車中のトラックに逆突してしまった。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 注意力が前方に偏ったため、後方確認が疎かになった
② 焦りからくる運転操作の誤り
  ☆防止策☆
   
  1. 構内での移動時には、他のトラックのほか荷物や人、設備と多くの注意しなければならない点があります。特に後退時は死角も多く、車の周囲全てに適時注意配分をする必要があります。どんな状況下でも決して焦ることなく、常に平常心で一つひとつを確認しながらゆっくりとした動作を心掛けましょう。
  2. 構内に誘導員がいる場合は必ずそのサポートを受け、より安全に移動が行える環境を作りましょう。また、構内ルールを遵守し移動速度や駐車場所等、決められた方法で行動しましょう。
  3. 後退時の基本である「下車して周囲の安全確認」を徹底しましょう。
       
       
ケース52. 黄信号を通過中、脇見をして先行車に追突
  ☆事故の発生状況☆
     大型トラックを運転するAは、配送先での仕事を終え、翌日からの帰省のことを考えながら帰路についていた。営業所へ戻る途中、今にも雨が降り出しそうな空を見て、「まだ荷の積み替え作業が残っているので早く帰ろう。」と先を急いだ。
 ようやく営業所近くの交差点に近づいた際、信号が黄色に変わったがそのまま通過しようと先行車に追随した。交差点右側の車が突然ヘッドライトを点けたことに一瞬気をとられ、視線を元に戻すと次の交差点は赤に変わっており、停止していた先行車に追突した。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 脇見による前方不注視
② 先を急ぐ気持ちの焦り
  ☆防止策☆
   
  1. 運転中の考え事や急ぎの心理は注意力の低下を招きます。また、気持ちの焦りによって判断ミス等を招き事故の原因となることが多いので、常に平常心を保ち時間に余裕を持って運転することが大切です。
  2. 交通事故の大半は交差点で発生しています。交差点を通行する際は十分な注意が必要であり、信号は目の前だけでなく2つ3つ先の色も確認し、到達するまでに色が変わるかもしれないと予測しながら走ることが大切です。
       
       
ケース53. 構内を後退中、出荷待ち部品に衝突
  ☆事故の発生状況☆
     大型トラックを運転するAは、荷主先構内にて積込み作業のために指定された駐車位置にバックで着けようとしていた。
 知り合いの作業員と積込み作業の段取りを話しながら後退していたところ、会話に夢中になり、後方に仮置きされた積込み待ちの機械加工部品に衝突し、積み上げられた部品が後方に停車中の車両に崩れ落ち損傷させた。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 後退時の安全確認不足
② 慣れによる気の緩み(注意力の低下)
  ☆防止策☆
   
  1. 後退する際は走行距離が短いことから安全確認の手抜きをしがちです。後方の死角が大きな大型車ほど、後方の目視確認、車を下車しての安全確認を徹底しましょう。
  2. 通い慣れた構内では、危険意識が低下し、構内ルールの軽視につながりやすくなります。構内の環境は、「歩行者や自転車等の通行がなく、交通取締りや信号もない」ことから、心理面において緊張が緩み油断を生じやすくなります。構内ルールの遵守もプロドライバーの基本的条件であることを自覚し、構内事故の根絶に努めましょう。
       
       
ケース54. 駐車場内の後方確認不足により自転車に衝突
  ☆事故の発生状況☆
     大型トラックを運転するAは、午前の搬送を終え、コンビニエンスストアで昼食を買うため駐車場に入った。止めようとした場所は店舗の横で、すぐ脇に自転車を確認、駐車スペースの右側にも乗用車が止まっていた。バックでの駐車であり、低速で自転車と車の間に慎重に進め、もう大丈夫と安心した矢先、後方にもう1台止まっていた自転車に衝突してしまった。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 駐車スペースの確認の際、見落としていた。
② 右の車へ注意が偏りすぎ、結果後方の確認不足を招いた。
  ☆防止策☆
   
  1. コンビニの駐車場はトラック、乗用車、二輪車、そして自転車と、様々な車両や歩行者が行き来します。また、出入りも時に激しく、注意を向ける場所も数多く存在します。混雑時などは特に慎重に、広範囲に目を配り、安全確認を徹底しましょう。
  2. バックでの駐車は死角が多く存在し、前進に較べてその危険度は格段に上がります。不安を感じたら下車して目視で安全確認を行うことが最良の選択です。特に急ぎや焦りは禁物で、見落としやケアレスミスの原因となります。気持ちを落ち着かせ、慌てず一つひとつ確認しながら運転しましょう。
       
       
ケース55. 前々車につられて発進し前車に追突
  ☆事故の発生状況☆
     大型トラックを運転するAは、片側1車線の市道を走行していた。
 交差点で停止した際、先頭車両は大型車で、続いて大型バイク、普通車を挟み自車の順番だった。信号が変わり大型車が発進し、バイクも発進したため、流れに乗るように漫然と自車も発進したところ、前の普通車はまだ停止しており、追突してしまった。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 漫然運転による前方不注視
  ☆防止策☆
   
  1. 大型車はそのキャビンの高さから、前方の視認性は開けていますが、下方や側方の認識が疎かとなり、特にこの事故のケースのような、前方に大型車がいる場合は、その動きにつられ間にいる普通車やバイクへを見落としがちとなります。車両の特性を理解し、場面場面で状況判断を適切に行い、危険を遠ざける運転を心掛けましょう。