事故防止ケーススタディ

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ケース11. 深夜、路上駐車中に原付が追突
  ☆事故の発生状況☆
     4tの普通貨物自動車を運転するAは、深夜、片側一車線道路に路上駐車し、取引先の工場へ搬送した小荷物を受渡ししていた。駐車車両の前方にはコンビニがあり明るかったが、後方は、付近に照明も無く暗くて見通しが悪い状態であったにもかかわらず、ハザードランプも点けず、停止表示器材も置いていなかった。そこへ、買物のためコンビニに向かっていた女子高生B運転の原付自転車が、ノーブレーキの状態で追突した。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 夜間、見通しが悪いのにハザードランプ等を点灯せず、また、停止表示器材を置かずに駐車
  ☆防止策☆
   
  1. 工場内のスペースが狭く、車の出入りが面倒で短時間の駐車という事情があったとしても、駐車禁止場所で、しかも、後方からの通行の妨害となるような場所で駐車してはなりません。
  2. 駐車可能な場所であったとしても、夜間で付近に照明が無く、前方の見通しが悪い状況であれば、駐車中ハザードランプ等を点灯し、また、停止表示器材等を置いて、駐車車両が後方から容易に認められるよう、危険防止の措置を取ることが必要です。
  3. 駐車車両に追突し重大事故となるケースが多いことから、路上駐車は要注意であり、特に、夜間やカーブ付近等、見通しの悪い場所での路上駐車は避けることが大切です。
       
       
ケース12. 雨の日のカーブでスリップし、対向二輪車がガードレールに衝突
  ☆事故の発生状況☆
     10tの大型貨物自動車を運転するAは、雨の中、片側一車線道路を走行中、取引先へ荷物を搬送する時間が迫り焦っていたことから、十分に減速しないまま、やや急なカーブを曲がろうとしたところスリップし、道路中央からはみ出したため、対向車線を走行中の自動二輪車Bがこれを見て驚き、とっさに避けようと左にハンドルを切ったところ、バランスを崩しガードレールに衝突した。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 急ごうとした気持ちの焦り
② 道路や路面の状況を考慮しない速度の判断ミス
  ☆防止策☆
   
  1. 気持ちの焦りがスピードオーバーになったり、慌てたり、判断ミス等を招き事故の危険要因となる場合が多いので、時間に余裕をもって運転することが大切です。
  2. 道路の曲がり角付近は、まず、徐行しなければならない場所であることの認識が重要です。
  3. カーブで見通しも悪く、しかも、雨に濡れた路面であったことから、スリップ事故などの危険を防止するため、道路や路面の状況を考慮し、カーブの手前でスピードを落とし、徐行しながら慎重に運転することが大切です。
  4. カーブを走行する際には、急なカーブであればあるほど、また、スピードが増せば増すほど、カーブの外にはみ出そうとする力「遠心力」が働き、車の横転、道路外への飛び出し等の事故要因になりかねないので、スピードや積荷には十分な注意が必要です。
       
       
ケース13. 夜間、照明のない交通閑散な道路で横断歩行者に衝突
  ☆事故の発生状況☆
     4tの普通貨物自動車を運転するAは、夜間、住宅街で交通閑散な片側一車線道路のやや急な下り勾配を、道路が暗かったにもかかわらず、急いでいたためスピードオーバーの状態で、遠方の街路照明だけに視線を向け、前方を注視することなく漫然と走行していたところ、暗がりの横断歩道上を、歩いて渡っていた高齢の女性Bを撥ねた。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 前方を注視せず漫然と遠方を見ていた
② 夜間、見通しが悪いのに急いでいてスピードオーバーになった
  ☆防止策☆
   
  1. 事故前の道路環境は、幼稚園やコンビニがあり比較的に照明が整い、明るい箇所を通過した後すぐに暗い部分を通過しなければならなかった状況から考えると、人間の“目”は、直ちに「明」から「暗」の状態に順応できないことから、“目”が慣れるまで減速して走行すべきでした。
  2. 夜間、特に照明のない暗闇の走行は、危険性が高いため厳にスピードを減じて走行すべきであったのに、スピードオーバーは無謀運転だったといえます。
  3. 夜間は、ドライバーの見落としや見間違いが多いことから、前方の横断歩道に注意もせず、漫然と遠望していたことは、「不注意」、「油断」の一言では片付けられない注意力の欠如であります。
       
       
ケース14. 市街地の狭い道路で斜横断した子供に衝突
  ☆事故の発生状況☆
     2tの普通貨物自動車を運転するAは、市街地の狭い道路においてスピードを抑えながら走行中であった。道路前方左側の歩道上には男の子Bが、同じく右側には女性Cが向かい合うように立っており、更にその前方横断歩道の左後方には、普通貨物自動車が駐車している状況であった。Aは左右の歩行者を認めながらも、二人は自車が近づいていることに気付いているものと「思い込み」、その前方の駐車車両の陰から歩行者が飛び出してくるのではないかと、そのことだけに気を奪われ、先の方を見ながら進行したところ、突然Cに向かって駆け出したBの発見が遅れ衝突した。
     
  ☆事故の原因☆
    ① ドライバーが「思い込み」によって子供の動静注視を怠った
  ☆防止策☆
   
  1. 先の駐車車両の陰から、横断歩道を歩行者が渡るのではないかと注意を傾けた事は、必要なことでありました。
  2. 子供は大人、特に両親に依存する気持ちが強く、一つのことに気が行くと他のこと(危険)に気が向かない行動特性がある事を理解することが重要です。この事故のケースでは、Aは子供の行動特性を予知し、お互いに向き合っている状況から判断して、危険を読み取り注意を集中すべきでした。
  3. 市街地の狭い道路では、特に歩道や路地等から、子供の急な飛び出しが十分予想されることから、走行中は注意を怠らないようにすることが肝要です。
       
       
ケース15. トンネル内、渋滞最後尾の乗用車に追突
  ☆事故の発生状況☆
     11トンの大型貨物自動車を運転するAは、急いでいたためスピードオーバーの状態で、片側二車線の自動車専用道路の左側車線を走行していた。
前方が渋滞のため徐々にスピードを緩めた前車を認め、右側車線に進路変更したが、前方の渋滞状況をよく把握していなかったことから、トンネル内ほぼ中央、右側車線の渋滞最後尾で停止していたBを至近距離で認め、慌ててブレーキを掛けたが下り勾配で滑走してしまい、Bに激しく追突した。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 前方の渋滞状況をよく把握していなかったために、Bの発見が遅れた
  ☆防止策☆
   
  1. Aは当該道路を通り慣れており、事故現場付近は、朝のラッシュ時、常に渋滞する区間であることをよく知っていた。にもかかわらず、スピードオーバーの状態で漫然と走行し、前方の交通状況を把握しなかったのが事故の背景にあります。
  2. 事故現場のトンネルは全長200m位で、Bが停止していたその中央付近は、やや急な下り勾配の最も低い部分であり、加えてトンネルの外と比較し暗い場所であったので、渋滞時には追突事故の危険性も増すことから、事前にスピードを減じ、充分警戒しながら走行すべきでした。
  3. 進路変更前には、右側車線の状況把握が出来ないくらい前車に接近して走行していたことから判断し、急いでいて運転に余裕がなかったことも事故の要因になっています。