事故防止ケーススタディ

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ケース31. 赤信号を見落とした衝突事故
  ☆事故の発生状況☆
     4tの普通貨物自動車を運転するAは、寝坊したため配送先に遅刻しそうであり、朝食を採らずに家を出た。目的地へ向けて出発してから1時間くらい経過した頃、空腹を覚え、食事のことをぼんやりと考えながら運転をしていた。
いつもの走り慣れた道はまだ閑散としており、少し飛ばし気味に走行した。
やがて交差点に差し掛かったが、ぼんやりとしていたせいで信号が赤に変わったことに気付くのが遅れ、ブレーキをかける間もなく進入してしまい、左方向から走行してきた乗用車と出会頭に衝突した。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 朝食を抜いたことによる体力、思考力、判断力の低下
② 走り慣れた道路での気の緩み、漫然運転
  ☆防止策☆
   
  1. 不摂生な日常生活は、運転にも悪影響を及ぼします。まず、睡眠や食事など生活習慣に注意し、体調を整えることが大切です。
  2. 慣れた道路であっても、適度な緊張感と心のゆとりを持ち、刻々と変化する交通の流れに合った運転を心がけましょう。
       
       
ケース32. 左折車の陰から出てきた原付バイクと衝突
  ☆事故の発生状況☆
     10tの普通貨物自動車を運転するAは、配送業務を終え営業所へ帰る途中、信号機のない見通しの悪い交差点に差し掛かり一時停止したところ、右方から、左折しようとする乗用車がくるのを認めた。路地は狭く、Aのトラックが出ないと左折車は曲がれなかった。
Aは、左折車の停止を確認後、他に特別注意することもなくただ漫然と発進したが、左折車の陰から原付バイクが飛び出してきて衝突してしまった。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 急ごうとした気持ちの焦り
② 「見通しの悪い交差点」の安全不確認
  ☆防止策☆
   
  1. 狭い路地では、自分の車が出ないと左折車が曲がれないことがあります。この場合、つい慌てて発進してしまいがちですが、車の陰から進行してくるかもしれない二輪車を想定し、十分に注意をはらって進行しましょう。
  2. 見通しの悪い交差点では、何よりもまず安全確認を確実に行うことが大切です。一時停止をしても停止線やその場から左右の安全確認が十分にできない場合には、左右の状況が確認できる位置まで徐々に進行して再び停止し安全確認をしましょう。
       
       
ケース33. 工場から右折時、二輪車と衝突
  ☆事故の発生状況☆
     11tの大型貨物自動車を運転するAは、工場を出発し、県道を右折しようとしていた。
工場の出口と県道の手前で二回一時停止を行い、左右の安全を確認した。この時、バス停ではバスが乗客乗降中であったが、右方の安全確認はバスの窓越しに行い、右折を開始した。
バスの後方からは二輪車が走ってきており、バスの停車により、バス右側方より追い抜き直進してきており、双方ブレーキを掛けたが間に合わず衝突した。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 右折の際の左右の安全確認不足
② バスの発車前に右折しようとする急ぎの心理
  ☆防止策☆
   
  1. 視認性が高くないときは、慌てずに譲り合いの気持ちを持って、バスを先に発進させ、改めて十分な安全確認を行いましょう。
  2. 対二輪車、対交通弱者の事故は、重大で高額賠償となる事故に直結することを認識し、常に「かもしれない運転」を心掛けましょう。
       
       
ケース34. 交差点を右折の際、直進二輪車と衝突
  ☆事故の発生状況☆
     10tの大型貨物自動車を運転するAは、片側二車線の県道を右折するべく交差点に差し掛かった。
対向車線では、大型車が左折を開始し、わずかなタイミングで後続車両とは間隔があり、Aは左折車に続いて自分も右折できる。と思い、対向車線の安全確認もおろそかに、一気に右折を開始した。
対向左折車の後方死角にはバイクが走行しており、前走の大型車の左折を見て、追越車線に移動しながら直進を続けた。
Aは、左折車の動向とその先の横断歩道等、進路状況に視線が向いており、左折車の右側方からくるバイクに気が付くのが遅れ、自車左側にバイクを衝突させた。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 交差点での安易な判断による無理な右折
② 漫然運転による注意力の低下
  ☆防止策☆
   
  1. 交差点は事故多発箇所であることを再認識し、細心の注意を払って進行することを心掛けましょう。
  2. 交差点を右左折する際は、安易な判断をせず、必ず一時停止して安全確認を行い、的確な状況判断をしましょう。
       
       
ケース35. 交差点を左折する際、横断中の歩行者に衝突
  ☆事故の発生状況☆
     4tトラックを運転するAは、道路が比較的閑散とした早朝時、荷を積むために近くの食料品倉庫に向かい、通い慣れた道路を走行していた。
交差点を左折しようと左後方を確認すると、交差点からかなり手前の歩道上をジョギングする目立たない服装のBを認めた。
 Aは早めにウインカーを出し左折をしようとすると、二輪車が高速度で左後方より接近してきたのを認め速度を落とすと、二輪車も速度を落としたため停止状態で二輪車を先行左折させた。
 その後Aは左折を開始し、ジョギング中のBはまだ近づいていないと判断し、左右を一瞬見ただけで横断歩道を横切ろうとした。
 その時、信号が青のうちに渡り終えようと足を速めたBが横断歩道に進入し、Aは慌ててブレーキを掛けたが間に合わず、Bを前部バンパー左側で跳ね飛ばした。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 早朝時で閑散とした道路状況に気の緩みが生じた
② 接近中の自動二輪車のみに注意が集中し、周囲の安全確認を怠った
  ☆防止策☆
   
  1. トラックは「死角」部分が多いため、交差点では自転車や二輪車等の「交通弱者」が犠牲になる重大事故が多発しています。交差点通行時には交通弱者の通行を優先し、保護する防衛運転を心掛けましょう。
  2. 早朝は、比較的道路が閑散とし、スピードをだしている車が多く、運転が単調になり油断しがちです。また「暗」から「明」への境となる早朝時間帯は、眼に映る映像が鮮明でなく、人間の運動・判断機能ともに減退している時間帯といわれています。その状況がBを見落とす原因となったと推測されます。事故が発生すると重大事故となる可能性が高いので油断は禁物です。
  3. Aは会社出発後わずか10分で事故を起こしています。運転開始後間もない時間に事故が多発していることを十分認識し、出発直後から警戒心を怠らない運転を心掛けることが必要です。また、通い慣れた道路で、交通状況に熟知しているつもりでも”慣れ”からくる気の緩みが事故の要因となる場合が多いので、十分気を付けましょう。