事故防止ケーススタディ

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ケース36. 構内から道路に出る際自転車に衝突
  ☆事故の発生状況☆
     大型トラックを運転するAは、スーパーの集積倉庫でその日最後の荷捌きを終え、帰路に着くところであった。事故現場の歩道付近は、塀の影になり一帯が暗く、また、強い雨が降っており、夜間という条件も重なって極めて視界の悪い状況であった。
 Aが構内から片側1車線の道路に出る際、対向車線でトラックが構内へ入庫するために待っており、右方からは乗用車が接近していたことから、急ぐあまり一旦停止をせずに左折を開始した。
 歩道には、雨の中を傘を差しながら片手で自転車を運転していたBが走行しており、Aは急ブレーキをかけるまもなく、Bに衝突した。
     
  ☆事故の原因☆
    ①雨の日の夜間で、スーパーの出口付近は視界が遮られ見通しが悪い状況であったが、構内入庫待ちのトラックと接近中の乗用車に気をとられ、一旦停止、周囲の安全確認を怠った。
  ☆防止策☆
   
  1. 夜間、雨天時は、運転に様々な悪条件が重なるので、慎重な運転に徹することが不可欠です。
    ドライバーの視界が遮られるような状況では、交通弱者を絡めた重大事故の危険性が増します。安全確認を怠らず、前方注視を徹底するよう心掛けましょう。
  2. Aは、雨の中でのハードな作業が終わり、あとは通い慣れた道を帰路に着くだけということでホッとした気分になり、「気の緩み」が生じた状態で出発しました。そのことが、運転に慎重・冷静さを欠き、対向車線の構内入庫待ち車両や乗用車の動向を見て「急ぐべき」との安易な判断に結び付いたといえます。「気の緩み」は油断に繋がり、事故の危険が生ずるので注意が肝要です。
       
       
ケース37. 構内からバックで出る際の原付自転車衝突事故
  ☆事故の発生状況☆
     大型貨物自動車を運転するAは、積荷を配送センター構内に降ろした後、公道に出るためバックしていた。
 この配送センターは敷地が狭いため、大型車両が頭から進入した場合は、Uターン等ができずバックで行動に出なければならないため、出入口にはセンターに出入りする車両の交通整理や誘導をするため、係員が常時勤務していた。
 Aが車両を動かし始めたとき、係員は、道路上で待機中の他の車両の運転手と雑談中であり、Aはこの係員を待つことなく、自分で注意を払いながら後退を続けた。
 やがて道路に差し掛かり、特段注意を喚起する声等も聞こえないことから、微速で後退を続けたところ、原付バイクに乗ったBに車両最後部で衝突してしまった。
  係員は、Aの車両が出てきたときにA車の方に振り向いてはいたが、この時BのバイクはAの真後ろに位置し、係員からは全く見えていなかった。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 後方の安全確認不十分
② 「大丈夫だろう」という軽視判断
  ☆防止策☆
   
  1. どんなベテランドライバーでも、後ろに目がついているわけではありません。まして、大型車両となれば、後方の死角はとても大きなものになります。バックの際の目視確認はとても重要ですが、このケースのように構内であり、まして誘導員が常駐している場合は、必ず誘導員の指示のもとで車を動かすようにしてください。
  2. ミラーでの後方確認は、事故を招くことが非常に多く、少しでも不安があるときは無理をせず、過信をせず、一旦停止や下車のうえの確認が必要です。「ゆっくり進んでいれば、相手が止まってくれるだろう。」という気持ちはあまりにも無謀といえます。常に事故を起こさない安全運転を心掛け、特にバックの際には最善の注意を払いましょう。
       
       
ケース38. 構内走行時、高さ制限を見落とし施設設備を破損
  ☆事故の発生状況☆
     2tの普通貨物自動車を運転するAは、配送先の店舗兼荷捌場に到着し搬入口を探していた。搬入時間が迫っており慌てていたため、誤って違う階に移動してしまい、場内入り口の高さ制限の看板は確認して進入していたものの、各階の看板を見落とし、上階に上がる際に、運転席上部で看板、消火設備配管、空調ダクト類に衝突、破損させてしまった。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 上方向の安全不確認
② 急ぎの心理による判断ミス
③ 高さに対する注意力の欠如
  ☆防止策☆
   

運転中の安全確認は、前後左右の他、自車両の高さ、幅、長さ等の車両形状をも意識して行うことが基本です。特に構内においては、慣れや油断を生じやすく、車両形状の認識が甘くなります。常に平常心を保ち、状況によっては降車して確認する慎重さが必要です。
構内では、下記の4点を注意ポイントとして、事故防止に努めましょう。
 ① 勘に頼らない運転 ・・・ 死角が多いことを意識し、目視確認の徹底
 ② 焦りは禁物 ・・・ 時間の余裕と気持ちにゆとりを持つこと
 ③ 気の緩みに注意 ・・・ 慣れた構内での油断
 ④ 構内の出入りに注意 ・・・ 公道や構内から出入りする際の歩行者等への注意

       
       
ケース39. 黄色信号で停止した先行車に追突
  ☆事故の発生状況☆
     大型トラックを運転するAは、片側2車線道路の第2車線を、Bが運転する乗用車に追随して走行していた。
 前方交差点の信号が青から黄に変わったのを認めたが、「Bは交差点を通過するだろう。」と勝手に判断し、そのまま進行を続けた。
 ところが、Bは停止すべく減速行動に移ったため、それに気付いたAは慌てて急ブレーキをかけた。しかし、このままでは追突は避けられないものと判断し、併せて左に急ハンドルをきったが、止まりきれず、第1車線に停止中のCのトラックに追突し、さらに停止中のBの乗用車にも接触した。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 思い込みによる動性不注視
② 車間距離不保持
  ☆防止策☆
   
  1. Aは、交差点の手前で黄信号を認識したので、まず停止することを考えて減速するべきでした。黄信号を認めたら停止することを考えて減速しましょう。先行車がいる場合にはその動向にも十分に注意しましょう。
  2. Aは、取引先で荷を積み込み、ほぼ満載状態でした。荷物を積んだトラックの場合、普段より制動距離が伸びやすいことを考え、自車の速度や重量、路面状態などを考慮し、安全に停止できるだけの車間距離を保つようにしましょう。
       
       
ケース40. 構内での駐車の際、後方の荷物を見落とし衝突
  ☆事故の発生状況☆
     大型トラックを運転するAは、配送先への納品のため構内に入ろうとすると、プラットホーム前の駐車スペースは荷降ろし作業中のトラックでいっぱいであった。Aは次の配送先への納品時間を気にしながら待っていると、作業を終えたBのトラックが出庫を始めた。Aは、そのあとに駐車をするため急いでバックした際、後方に置いてある荷物に衝突した。
     
  ☆事故の原因☆
    ① 後方の安全確認不十分
② 先を急ぐ気持ちの焦り
  ☆防止策☆
   
  1. 大型車は、後方の死角が大きく、危険を伴います。バックをする際の目視確認はもちろん、車を止めて下車し、直接自分の目で安全を確認しましょう。
  2. 気持ちの焦りは、慌てたり、判断ミス等を招き事故の要因となる場合が多いので、時間に余裕をもって運転しましょう。