ケーススタディ7「左折時に横断歩行者と衝突」

☆事故の発生状況☆

4tの普通貨物自動車を運転するAは、信号機のある交差点を左折する際、一人の歩行者が横断歩道を渡り終えたのを確認した後、もう歩行者がいないものと思い込み左折を開始したところ、後から急いで渡ってきた歩行者Bに衝突した。

☆事故の原因☆

① 横断歩道者に対する安全不確認

☆防止策☆

貨物自動車が交差点を左折する際、横断中の歩行者や自転車に衝突して重大事故になるケースが多いことを、まず理解しましょう。
横断歩道や自転車横断帯に近づいた時は、横断する人や自転車がいないことが明らかな場合のほか、その手前で停止できるように速度を落として進まなければなりません。また、歩行者や自転車に道を譲らなければなりません。
信号の変わり目には横断歩道を渡ろうと、歩行者が駆け込んできたり、自転車が無理に横断しようとすることがあるので、横断歩道には常に注意を払っておくことが大切です。
「他に横断者はもういないだろう。」と思い込んで安全確認を怠ることは、最も危険であり要注意です。