ケーススタディ24「交差点左折の際、高齢者の自転車と接触」
☆事故の発生状況☆
大型トラックを運転するAは、前方の信号を左折するため、同じく左折する前車のトラックから7~8m離れて追従していた。交差点に進入し左にハンドルを切ろうとしたところ、対向右折車の普通トラックが前車と自車との間に割り込んできたため、減速、徐行してやり過ごし、その対向右折車に続いて左折しようと加速した瞬間、ガシャンという音と共に、車体右横に衝撃を受けた。
慌てて急ブレーキを掛けて降車してみると、車体右横の運転席より少し後方に、Bが自転車とともに倒れていた。
☆事故の原因☆
① 注意力が割込車に集中した
② 対向右折トラックに続いて進行しようと、十分な車間距離をとらず、横断歩道の安全確認も怠った
☆防止策☆
交差点を左折する時は、信号機の有無にかかわらず、右方から進行する車両、左右から横断する歩行者や自転車に注意をする。
左折を終え、交差点から出ようとする時にも、横断歩道およびその付近を左右から横断する歩行者、自転車に「最も注意」して「徐行」進行する。
日没時は、危険を感じて反応するまでの時間が昼間の2倍以上掛かるといわれているので、そのためにも早めの安全確認をする。