ケーススタディ27「赤信号を見落とした衝突事故」

☆事故の発生状況☆

4tの普通貨物自動車を運転するAは、寝坊したため配送先に遅刻しそうであり、朝食を採らずに家を出た。目的地へ向けて出発してから1時間くらい経過した頃、空腹を覚え、食事のことをぼんやりと考えながら運転をしていた。
いつもの走り慣れた道はまだ閑散としており、少し飛ばし気味に走行した。
やがて交差点に差し掛かったが、ぼんやりとしていたせいで信号が赤に変わったことに気付くのが遅れ、ブレーキをかける間もなく進入してしまい、左方向から走行してきた乗用車と出会頭に衝突した。

☆事故の原因☆

① 朝食を抜いたことによる体力、思考力、判断力の低下
② 走り慣れた道路での気の緩み、漫然運転

☆防止策☆

不摂生な日常生活は、運転にも悪影響を及ぼします。まず、睡眠や食事など生活習慣に注意し、体調を整えることが大切です。
慣れた道路であっても、適度な緊張感と心のゆとりを持ち、刻々と変化する交通の流れに合った運転を心がけましょう。