ケーススタディ28「交差点を右折の際、直進二輪車と衝突」

☆事故の発生状況☆

10tの大型貨物自動車を運転するAは、片側二車線の県道を右折するべく交差点に差し掛かった。
対向車線では、大型車が左折を開始し、わずかなタイミングで後続車両とは間隔があり、Aは左折車に続いて自分も右折できる。と思い、対向車線の安全確認もおろそかに、一気に右折を開始した。
対向左折車の後方死角にはバイクが走行しており、前走の大型車の左折を見て、追越車線に移動しながら直進を続けた。
Aは、左折車の動向とその先の横断歩道等、進路状況に視線が向いており、左折車の右側方からくるバイクに気が付くのが遅れ、自車左側にバイクを衝突させた。

☆事故の原因☆

① 交差点での安易な判断による無理な右折
② 漫然運転による注意力の低下

☆防止策☆

交差点は事故多発箇所であることを再認識し、細心の注意を払って進行することを心掛けましょう。
交差点を右左折する際は、安易な判断をせず、必ず一時停止して安全確認を行い、的確な状況判断をしましょう。