ケーススタディ44「黄信号を通過中、脇見をして先行車に追突」

☆事故の発生状況☆

大型トラックを運転するAは、配送先での仕事を終え、翌日からの帰省のことを考えながら帰路についていた。営業所へ戻る途中、今にも雨が降り出しそうな空を見て、「まだ荷の積み替え作業が残っているので早く帰ろう。」と先を急いだ。
ようやく営業所近くの交差点に近づいた際、信号が黄色に変わったがそのまま通過しようと先行車に追随した。交差点右側の車が突然ヘッドライトを点けたことに一瞬気をとられ、視線を元に戻すと次の交差点は赤に変わっており、停止していた先行車に追突した。

☆事故の原因☆

① 脇見による前方不注視
② 先を急ぐ気持ちの焦り

☆防止策☆

運転中の考え事や急ぎの心理は注意力の低下を招きます。また、気持ちの焦りによって判断ミス等を招き事故の原因となることが多いので、常に平常心を保ち時間に余裕を持って運転することが大切です。 交通事故の大半は交差点で発生しています。交差点を通行する際は十分な注意が必要であり、信号は目の前だけでなく2つ3つ先の色も確認し、到達するまでに色が変わるかもしれないと予測しながら走ることが大切です。