ケーススタディ45「構内バック時、後方を歩いていた歩行者に気付かず衝突」

☆事故の発生状況☆

大型トラックを運転するAは、配送先のスーパーで荷を降ろすためにバックで駐車しようとしていた。
前方にあるスーパーの建物と駐車スペースとの間が狭いため、ぶつからないよう前方の注意に気をとられていたところ、後方を歩いていた歩行者に気が付かず、接触、怪我を負わせてしまった。

☆事故の原因☆

① 後方の安全確認不十分

☆防止策☆

ドライバーにとって注意力を集中させることは重要ですが、それが一点に偏り、他方が疎かになると事故の危険が増すことになります。常に注意力を広範囲に分散させるよう心掛けましょう。
大型車は、後方の死角が大きく、バックミラーやサイドミラーのみでは、後方の安全確認をすることは困難です。バックをする際は、バックブザーを3~4回鳴らしてからバックしたり、同乗者に誘導を依頼する等、十分に安全確認をしましょう。