ケーススタディ61「工場から右折時、二輪車と衝突」

☆事故の発生状況☆

11tの大型貨物自動車を運転するAは、工場を出発し、県道を右折しようとしていた。
工場の出口と県道の手前で二回一時停止を行い、左右の安全を確認した。この時、バス停ではバスが乗客乗降中であったが、右方の安全確認はバスの窓越しに行い、右折を開始した。
バスの後方からは二輪車が走ってきており、バスの停車により、バス右側方より追い抜き直進してきており、双方ブレーキを掛けたが間に合わず衝突した。

☆事故の原因☆

① 右折の際の左右の安全確認不足
② バスの発車前に右折しようとする急ぎの心理

☆防止策☆

視認性が高くないときは、慌てずに譲り合いの気持ちを持って、バスを先に発進させ、改めて十分な安全確認を行いましょう。
対二輪車、対交通弱者の事故は、重大で高額賠償となる事故に直結することを認識し、常に「かもしれない運転」を心掛けましょう。