四季折々トピックス


冬といえば、1年の締めくくりと新たな年の始まりを迎える、大切な季節です。
街のイルミネーションや、澄んだ空気の中で見上げる星空など、冬ならではの景色は私たちの心を和ませてくれます。
その中でも、近年注目されているのが“冬の健康習慣”です。
気温が下がり、体調を崩しやすいこの季節だからこそ、昔から日本では寒い冬を乗り切るための知恵が多く受け継がれてきました。
例えば「冬至(とうじ)」。
一年で最も昼が短い日であり、ゆず湯に入ったり、かぼちゃを食べたりする習慣があります。
ゆず湯は血行を良くして体を温め、風邪をひきにくくすると言われています。
また、かぼちゃは保存性が高く、栄養価も豊富で、冬の体調管理に役立つ食材として親しまれてきました。
さらに、冬は乾燥しやすい季節でもあります。
湿度が下がると風邪やインフルエンザなどの感染症が流行しやすくなるため、加湿器の使用やこまめな水分補給も重要です。
手洗い・うがいの徹底や十分な睡眠など、基本的な健康管理が冬を快適に過ごすための大切なポイントになります。
また、寒さで外出を控えがちになるため、冬は運動不足にもなりがちです。
軽いストレッチや散歩など、無理のない範囲で体を動かす習慣をつくることで、心身のリフレッシュにもつながります。
美しい景色や季節のイベントが多い冬ですが、同時に体調を崩しやすい季節でもあります。
今年の冬は、昔ながらの知恵を取り入れつつ、暖かく安全にお過ごしください。