四季折々トピックス


~ハロウィーンについて~

 夏の厳しい暑さが和らぎ過ごしやすい季節である「秋」のイベントの中で、最近毎年話題になるハロウィーンについてですが、その起源はヨーロッパが発祥となっており、さかのぼること今から2000年以上前に、アイルランドやスコットランドなどのヨーロッパの多くの地域に居住していた古代ケルト人という方々の風習だと言われております。

 今も昔もハロウィーンの日にちは10月31日であり、理由としてはこの日に秋の収穫を祝い、悪霊を追い払うものでした。
 日本で言うところのお盆のように、死者の霊が家族に会いに来ると信じられていました。しかし、ご先祖様だけでなく、その時一緒に悪霊や悪さをする精霊なども現世に来てしまい、子供をさらったり、人の魂を取ったりすると言われていたそうです。そこで人々は仮面を被ったり化粧をしたり、魔除けの焚き火を焚いたりして、悪さをする悪霊や精霊を驚かせて追い払っていたとされています。
 この風習がもとになり、ハロウィーンの日に仮装する文化が生まれたそうです。

 ハロウィーンのイベントといえば子どもたちがトリックオアトリートと言いながら、家を訪ねてお菓子をもらう習慣は、聞いたことがあるかもしれません。また、最近の日本でも見かけるようになってきたかと思われます。
 これには、諸説ありますが、中世ヨーロッパで農民がお祭り用の食材をもらい歩いた様子が由来とされています。また、悪霊にお菓子を渡して家に入って来ないようお願いするという意味もあるそうです。

 今年もハロウィーンの時季になると、日本でもたくさんの子供たちが家を訪ねてお菓子をもらいに外を歩き回るかもしれません。
 皆さんも運転の際は、子供との交通事故には十分に気をつけて、この時期ならではのイベントをお楽しみいただければと思います。